野球の国際大会といえば、まず思い浮かぶのがワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ではないでしょうか。
日本でも大きな盛り上がりを見せる大会で、ニュースでもよく取り上げられます。
いよいよ始まるWBCに、私もとてもワクワクしています。
一方で、もうひとつの国際大会として知られているのがWBSCプレミア12。
こちらも各国の代表チームが参加する大会ですが、「WBCとは何が違うの?」と疑問に思ったことがある人も多いと思います。
私も最初は正直なところ、両方とも似たような大会だと思っていました。
しかし調べてみると、主催団体や大会の目的など、いくつか大きな違いがあることが分かります。
今回は、WBCとプレミア12の違いを整理してみたいと思います。
WBCは“世界一決定戦”の色が強い大会
まずWBCについて見てみましょう。
WBCは2006年に始まった野球の国際大会で、主催はメジャーリーグ機構(MLB)などが中心になっています。
世界各国の代表チームが参加し、野球の“世界一”を決める大会として位置づけられています。
開催は基本的に4年に1度。
大会規模も大きく、予選を含めると多くの国が参加します。
日本では2006年、2009年、そして2023年と優勝していることもあり、特に注目度が高い大会です。
テレビ中継やニュースでも大きく扱われるため、「野球の国際大会=WBC」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
※WBCは基本的に4年に一度の開催ですが、本来2021年に予定されていた大会が新型コロナの影響で延期され、2023年に実施されました。
そのため今大会は周期調整の関係で2026年開催となり、通常よりやや短い間隔で行われる予定です。
プレミア12はランキング上位国の大会
一方、プレミア12は少し性格が異なります。
この大会は世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催しており、世界ランキング上位12カ国が参加する大会です。
名前の通り「トップ12」の国だけが出場する仕組みになっています。
初開催は2015年。
開催は基本的に4年周期ですが、WBCとは違うタイミングで行われることが多いです。
大会の特徴は、世界ランキングをベースに出場国が決まる点。
そのため、野球の国際ランキングを反映した大会とも言えます。
主催団体の違いが大会の性格を分けている
WBCとプレミア12の違いを整理すると、まず大きいのは主催団体です。
WBC
→ MLBなどプロ野球側が中心
プレミア12
→ 国際競技団体(WBSC)が主催
つまり、WBCはプロ野球ビジネスの色が強い大会、
プレミア12は国際競技としての野球の大会という側面が強いと言えるでしょう。
この違いは、大会の運営や出場選手の構成にも影響しています。
オリンピックとの関係
プレミア12は、時期によってはオリンピック出場枠と関係することがあります。
例えば大会の成績が、オリンピック出場権に関わるケースもありました。
そのため、国際大会としての役割が比較的強い大会と言えます。
一方のWBCは、オリンピックとは直接関係していません。
純粋に世界一を決めるイベントとしての意味合いが強い大会です。
体感としてはWBCの方が盛り上がる
個人的な感覚ですが、日本ではWBCの方が圧倒的に盛り上がる印象があります。
テレビ中継の規模やニュースの扱い方を見ても、WBCはまさに“国民的イベント”のような雰囲気があります。
私も試合を見ていて、普段あまり野球を見ない人まで話題にしているのを感じました。
職場や友人との会話でも、「昨日の試合見た?」という話題が自然に出てくるほどです。
一方でプレミア12は、野球ファンの間では注目されるものの、一般ニュースでの扱いはやや控えめな印象があります。
ただ、こうした大会が複数あることで、国際試合を見る機会が増えるのは個人的には嬉しいところです。
普段のリーグ戦とは違う緊張感や、国同士の対戦ならではの雰囲気はやはり特別だと感じます。
まとめ|役割の違う2つの大会
WBCとプレミア12を整理すると、
WBC
・MLB主導
・世界一決定戦の色が強い
・注目度が高い
プレミア12
・WBSC主催
・ランキング上位国の大会
・国際競技としての意味が強い
という違いがあります。
一見すると似ている大会ですが、背景や目的は少し違います。
こうした違いを知っておくと、国際大会の見方も少し変わるかもしれません。
今後の大会を観るときは、「どんな位置づけの大会なのか」という視点で見てみるのも面白いと思います。


